よく見かけるテキストの解説では、「【1】のように、赤の位置を合わせることによってて、【2】のように柄が合います。」ということになっているのですが、例外がたくさんあります。
では、なぜ、うまく柄の合わないケースがあるかというと、【2】のように、横縞が水平になるとは限らないからで、結果として、合印の位置で柄を合わせることができても、肘から袖口にかけて(赤い丸)、柄が合わなくなることがあります。
ちなみに、ここでは「セットインスリーブ」について記していますが、「ラグランスリーブ」などでも、考え方は同じです。
1.赤い印を合わせると
2.完成した時に、キレイに柄が合う?
では具体的に、肘から袖口にかけて(赤い丸)、柄が合わなくなるケースを、原因別に紹介しますが、【3】は、袖山が低いケースで、仕上がると袖の横縞が【4】のように斜めになる傾向があります。
3.袖山が低いと
4.袖の横縞が斜めに
【5】は、肩幅や身頃の幅が広いケースで、身頃の中心から離れるにつれ、【6】のように横縞が下がって行く傾向があり、また、横縞の下がり方は、着る人の肩幅によっても変わってきます。
5.肩幅や身頃の幅が広いと
6.身頃の横縞が下がる
【7】は、身頃にダーツがあるケースで、【8】のように横縞が等間隔ではなくなります。
7.身頃にダーツがあると
8.横縞が等間隔ではなくなる
これらのケースでは、肘から袖口にかけて(赤い丸)の柄を合わせた方が、全体として、キレイにまとまって見える場合もあり、したがって、事前に柄の位置を確定することが難しく、「やってみなければ分からない」ということになります。