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ちょっと(かなり?)マニアックな服飾技術の話 (洋服つくりの技術を紹介してます) 25

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コンピュータ刺繍ミシンの使い道

コンピュータ刺繍ミシンは専用のアプリを使って、モチーフのデザインをすることが出来るのですが、刺繍するものがテンプレートだけだと、自分でわざわざ刺繍する意味がないし、単にモチーフを刺繍するだけなら、手仕事の方が美しいし、機械だからこそできることを求めたことがキッカケで、いろいろ試すようになりました。
他にも使い道が開けていくと思いますが、それらに共通するテーマは、「手でなく機械で刺繍することの付加価値の追求」です。

ジャケットの生地の上に一枚生地を重ねた状態で刺繍を施し、後で表になる生地を切り落したもの。(写真下)

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コンピュータ刺繍ミシンの使い道01


上記と同じアイデアですけど、裏に透ける生地をあてて、スケルトン効果を狙ったもの。(写真下)

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コンピュータ刺繍ミシンの使い道02


ジャケットの生地の上に薄い生地を重ね、ジャケットと同色で刺繍した後で、周りを切り落とすことによって、モチーフの外側が光っているような効果の狙ったもの。(写真下)

コンピュータ刺繍ミシンの使い道03


工程は上の作品と同じですけど、モチーフにボタンが入る大きなの空白を作り、ボタンホールの機能を兼ねたものです。(写真下)

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コンピュータ刺繍ミシンの使い道04