山村ドレススタジオ > テキスト > 難しいのは、難しそうなところでない

難しいのは、難しそうなところでない

ボクが学校で教えている学生さんに時々、作品の構造や作り方を、どうすれば良いかを本人が全く理解できていない、難解な作品に挑戦する人がいます。未経験な人や、慣れない人が、そのような難解の構造を目の前にすると、どうやって型紙を作れば良いか分からず、途方に暮れるかもしれません。

こういう場合は、構造的に何が出来て、何が出来ないかを、早い段階で見極めましょう。難解な構造を理解するには、その構造を細かな部分に分割させて、それらを再び組み合わせます。実際に紙の切り貼りをしたり、想像の中でのみ行う、この過程には経験の蓄積が役に立ちます。今すぐ出来なくても、時間をかけると必ず出来ることを意識し、完成のイメージをしておくことが大切です。あとは、順番に解決していくだけです。

これは、時間がかかることかもしれないけど、必ずしも「難しい」わけではありません。「時間がかかる」と「難しい」は、全く意味が違います。