洋服を作るための型紙や縫い方は、本やネット動画などとの媒体で、世の中にいろいろと出回っていて、作り方が分からなければ参考にしてみるといいと思いますが、自分の作りたいデザインと完全に合致する資料に出会うことはまずありません。その場合、「テキストに合わせてデザインを変更し妥協する」という選択肢もありますが、多く場合は複数の資料を参考にして組み合わせることになります。 縫い方はYouTubeも役に立ちます。襟やポケットなどの型紙や作り方を記した本もあるので、それらを参考にして、自分が望むデザインに変更するのもいいと思いますが、それにも限界があり、既存の資料の組み合わせでは、デザインの一貫性が出せなく、結局のところ、どこかで「自分で考えること」が必要になります。
これが趣味の洋裁なら、既存の内容の組み合わせで十分でしょうけど、その先にのオリジナリティは出せず、そこで「テキストに載っていない洋服を作れるテキストを作れないしら?」ということになります。 テキストや理論などは気にせず、感覚的に洋服を完成させることはできるし、そういう発想を否定するつもりはありませんが、ボクは、デザインを決めた後の型紙つくり以降は、理論的に説明できる工程であるべきだと思っています。
「テキストに載っていない洋服を作れるテキストを作れないしら?」というテーマは、すでに確立した形ではなく、作ったことのないデザインの洋服をつくる時の取り組み方として必要になり、その「取り組み方」をいかに獲得するかが気になっているのですが、現実に、テキストに載っていない洋服を作れるテキストを作れるのかというと、よく分からなくて、あるとしたら「立体構造の捉え方」や、「生地の物理的性質」みたいな、自分で考えて理解することを促す、けっこう面倒で抽象度の高い内容にはなりそうです。つまり「簡単に洋服が作れます」などのタイトルは付けられない、というか「難しい」?
しかも、言葉を習得するときの「語彙」の重要性のような、たくさんのデティールの記憶が、背景の知識として必要になりますが、少なくとも「自分で考えて理解できたほうが面白いんじゃね」と、ボクは思うのです。
型紙を修正しているところですが、見た目ほど感覚的には行っていません。