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「備後節織」という広島県産の生地を見かけ、「その生地を使ってみたい」、ということが、今回の制作の目的。
「日本らしい生地」というと、着物の生地を思い浮かべることが多いと思いますが、洋服用に織られた生地にも、一見してそれをわかるような強い個性を発揮するものでなくても、「日本らしい生地」はたくさんあり、そのような「日本らしさ」を、積極的に活かしていきたい、と考えています。

素材の「らしさ」を、できるだけ感じられるように、全体のフォルムは、シンプルに、オーソドックスに。
ディテールは、ここしばらく行ってきた、ボタンとボタンホールの組み合わせに、全体にステッチを効かせたデザインを採用しました。