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今ふり返ると、「あれが自分にとっての原点だった」と思うデザインのジャケットを作りました。

4枚目の写真は、ボクが23歳のときの装苑賞候補作品で、作品自体は今になって見ると、23歳なりの完成度だし、その後行われた公開審査で結果が出たわけではないけど、作りたいものは変わっていないと、改めて思います。

ボクの作り手としての興味の一つに、「パズルを解きたい」ということがあります。
「この服、どうなっているの? って思われたい」、と。
当時と比べると、今の方が簡単に作っています。

学生さんが苦労している制作過程を見ていても思うのですが、「簡単に作ることは、簡単じゃない」ということです。

さて、23歳のボクに、今回作ったジャケットを見せると。彼はどう思うかなあ?