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春夏用としてお作りした着物リメイクのコートで、前身頃の切り替えがデザインのポイントなのですが、これ、実は着物の生地か傷んでいて、長い距離の状態では使えなかったことが、デザインを考える発端でした。
全体的に弱っている着物地は、あまりオススメできませんが、特定の箇所が摺れて弱っていたり、破れていたりする場合には、柔軟なデザイン発想が有効になります。
前立てに用いたシルクシャンタン、切り替えのところを少しだけカーブにして、柔らかさや細さの強調させましたが、これも生地が足らなかった、という理由もあります。